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垂れ流し式

キミのハートにレヴォリューションッ☆

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甘栗剥いちゃいました。ついでに南も剥いちゃいました。

「ひ……っ……ひぅ……っ……ぐす……っ……なんで……ッ」

大観衆の中、リング上ですすり泣くのは南利美。
ただ、そのすすり泣く姿は到底プロレスラーと呼べる代物では無い。
裸体を晒し屈辱に苛まれながらすすり泣く南利美がそこにはいた。

隠す物を失った南はせめて女性のシンボルともいえよう胸の膨らみを片腕で
このような大人数の前で晒す事などありえない股間を逆の片手で
いくら裸体を晒そうが最低でもその部分だけはと隠し小さく蹲る。
両目にはショックからであろうか、すでに生気は消えうせ濁った瞳から涙が流れ落ち
泣き声をしゃくり上げては、その蹲った体を震わせていた。

彼女に痴態を晒させた張本人―――
それは蹲る彼女の背を向けた方で誇らしげに南利美のリングコスチュームを掲げるマイティ祐希子である。
―――
――


「私の勝ちよ」

試合の決まったリング上。
片エビ固めで体を重ねたままスリーカウントを奪った祐希子がしたり顔を南へと近づけた。

「ぐ……ッ……」

そのしたり顔に悔しさのあまり奥歯を鳴らす南がすこぶる機嫌の悪そうな表情で 「早く退きなさいよ」 と、祐希子へ苛立ちをぶつける。

「嫌よ。まだ終わりじゃないからね」

くくっと腹の底を振るわせるような笑い声。
そんな笑い方を祐希子がするのは珍しく、南は妙な不気味さを感じながら片眉を吊り上げる。

「何を言って―――ッ!?」

祐希子の言葉に南が苦笑を漏らし 「早く退いてくれ」 そう伝えようとした時だった。
祐希子は押さえ込んだ南のコスチュームに手をかけ、強引に剥がしにかかった。
あまりに理解し難いその出来事に南は言葉途中で絶句するしかほかなく
もつれ合いながら祐希子の腕を両手で掴み、その行為に対し必死に抵抗をして見せる。

「貴方一体どういうつもりなのよッ!!」

「どういう……? どういうって……? 利美に私の今いる側へ堕ちて貰って、私が這い上がる。そう、這い上がる!! もう嫌だ!! 来る日も来る日も……私は……私は皆の玩具じゃない!! 私はマイティ祐希子なのよ!!」

「だから、さっきから貴方どうかしてるわ! 私には貴方が何を言っているのかさっぱりなの……よッ!!」

南にとって祐希子の叫びは到底理解出来ぬものであり
その不可解な事を言ってみせる祐希子へ視線を合わせるも
そこにはいつも笑顔を絶やさずハツラツとした祐希子はいなかった―――

歪んで醜いニヤケ顔。
両目は見開かれ瞳は泳ぎ気味に視線は定まらず
口元をゆがめては引きつった笑みを浮かべる祐希子。
それは何かに怯えているようにも思えるものであり、それを目の当たりにした南は 「祐希……子……?」 と、覚束ない口調で呼びかける。

「そう……私はエースなんだ……新日本女子プロレスを支えるマイティ祐希子なんだから……利美が……利美こそがこっち側に堕ちるべきなんだ……」

ぶつぶつと独り言を繰り返すその様はまさに 『イカレている』 と、表現する以外には無いであろう。
そして、得も言えぬ恐怖から動揺を覚えた南の両手から力が抜けた瞬間。
祐希子の力が南のコスチュームをインナーごと引き裂いた。

「や―――ッ」

こうなっては南も抵抗するよりも先にコスチュームの下の裸を隠すことしか出来ず
なすがままされるがまま祐希子にコスチュームを引き剥がされ
大観衆の下裸体を晒す破目となった―――

「いらっしゃい利美。そして、さようなら。私は這い上がる。貴方はそこで泥に塗れていればいい」

酷く歪んだその顔で祐希子が南の顔を覗き込み捨て台詞を吐いたかと思えば
祐希子の表情はいつもの彼女の顔へと戻り
観衆へと振り返れば手に掴んだ南のコスチュームを高々と掲げる。

これ程までの祐希子の振る舞いに対し南を襲った感情は怒りでも哀しみでもなかった。
南を襲ったそれは深い絶望感。
何に対しての絶望感というのはハッキリとしないものの
南は絶望というものを確実に感じとっていた。

――
―――


その後の二人は立場が入れ替わったかのようだった。
連戦連勝を重ね新日本女子プロレスの絶対的なエースとして君臨するマイティ祐希子。

それに対し連戦連敗。
とりわけ調子が悪いわけでも無いのに急に勝てなくなった南利美。

そして 今日も 南利美は―――

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なんてな? なんつってな?
勝手にレッスル絵師さんのイラストにSSをつけてしまおうのコーナーでした。
該当する某puniさん。本当に勝手な真似をしてごめんなさいでした。
不味かったら消すので言ってくださいね。

いやぁ、でもあの南の表情すごくいいですよね。

(パン 2 マル ミエ ピシ ガシ グッグッ)

YEAHHHHHHHHHHHHHHHH!!